寒い。都内でも雪が降りましたね。かなわん。
さて本日はGTモンザをご紹介したいと思います。GTモンザってなんぞ?ってなりますよね。GTモンザは英国が誇るルイスレザーのライダースです。
ちょっと変わった形をしていて、ダブルなんだけどシングル的な匂いがするちょっと一味違うクールな一着。ライダースは着たいけど、みんなとは被りたくないなーと思っているあなたにピッタリです。
ルイスレザー GTモンザ
ぱっと見はダブルの形状なんですが、襟元に注目!
「こ、こいつっスタンドカラーだぞ!」
そうなんです。ダブルライダースの上襟は通常なんていうの?寝てるですが、GTモンザのそれは立ってるんですね。比較してみましょう。
左はよくあるダブルライダースのかたち。右が今回のルイスレザーのGTモンザ。
下襟は同じような形状ですが、上襟が全然違うのが分かるかと思います。このように襟が立っているやつをスタンドカラーなんて言いますが、これはシングルタイプのライダースによくある形状です。
ライダース自体が重々しいイメージですけれど、特にダブルはその傾向が強いです。一方でやっぱり重いんだけど、ダブルと比べるとシングルの方が軽く、カジュアルな感じがあります。
なんでダブルが重々しいのかというと、上襟下襟の面積が大きいからやはりそれだけ実際の重量も増えるし、体積もあるから物質としての存在感が事実として感じられるです。一方でシングルのスタンドカラーは面積も小さいし、おまけにスタンドしてるから視覚的にも革と革が重なることがないためライトな印象を与えると、そんな感じです。
ダブルがいいのかシングルがいいのかの論争は尽きませんが、ルイスレザーはそのどちらの特徴をも兼ね備えたライダースがあったらええのんとちゃうのんかと考えたのかどうかは分かりませんが、GTモンザを世に送り出したのでした。
結果、ダブルなんだけど重すぎない中道を行く唯我独尊なライダースとなった次第です。ゴータマが着るべきかもしれません。
ちなみに以前ご紹介しましたビューティフルピープルのライダースもGTモンザに似たデザインでした。
GTモンザとスーパーモンザの違いは?
ルイスレザーにはGTモンザとは別に、スーパーモンザもあります。同じようにダブルのカタチなんだけど上襟がスタンドカラーってやつです。そんではGTモンザとスーパーモンザは何が違うのかというと、長さが違います。スーパーモンザはないので比較画像がないですが、GTモンザはだいぶショート丈です。昔懐かしく言うならば短ラン、現代に即して表現するなら進撃の巨人の調査兵団のジャケットみたいな感じ。一方でスーパーモンザはもそっと丈が長くなってかつスリムに作られています。
というわけで、GTモンザは一風変わったライダースということがお判りいただけたかと思います。ほんまに人と被る可能性は低いので、レアものが好きな人にオススメ。それでいてキワモノというわけでは全然ないのでなかなか美味しい一品だと思いました。
あそーだ。革質ですが、ルイスレザーはひょっとすると他のもそうなのかもしれませんが、牛革だというのに非常にしなやかで着やすいです。スーパースポーツマンも柔らかかったし。
→Lewis Leathers(ルイスレザー) スーパースポーツマンをレビュー!
革はかたなかったらアカンねんという謎の信念をお持ちの方は避けたほうがいいかもですが、一般的にはこちらのほうがストレスなく着用できるので非常によろしいかと思います。楽って大切。それでは。
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