知識もスキルもないけれど何となくカメラがフワッと好きなもんだからデジタル一眼レフカメラなどという物を購入して使っています。猫に小判。猫に小判を持たせたところでどうにもなりませんが小判があろうとなかろうと猫は可愛いので揶揄されることはあっても批判はないからいい。ところが腕のないオッサンがカメラを抱えているさまはまったく可愛くもないしただただ悲惨である。買ったときはオッサンじゃなかったんだぜ。
さて、一度生を受け滅せぬもののあるべきか。ということで、人や動物に限らずモノも壊れて滅します。どんなモンでも寿命があり、メンテナンスをしなければ短命に終わることは言わずもがな。カメラもレンズもメンテナンスが必要なんだけれども、困ったことにメンテナンスはメンドクサイ。表面を拭くだけならやりますわさ。でもあなた、レンズの内部にカビが生えたとなったら大変じゃないか。
メーカーにカビ除去で修理出したら3万~4万円かかるなんて言われてみなはれ。そんなんやったら新しいのが買えますがなゆう話になるわけですよ。ほしたらダメもとで自分でばらして掃除したったらええのんとちゃうのんかっつって精密ドライバー買ってきますやん?数個のネジを外してパーツを一つガチャリと外すとおもろなってきますやん?直ってないのに直した気になって。ほして調子に乗って次々バラしていって、やってしまうんです。
ネジをなめる
レンズについてるネジはどれもこれも非常に小さい。それが結構なトルクでしまっとるので下手するとすぐネジをなめてしまう。なめたネジは回らない。回らないネジは外せない。ネジが外せないならそのネジで固定されているパーツは取れない。となると目標のレンズまでたどり着けない。たどり着けないということはカビ除去ができない。というか、どうすんねん。このまま組みなおしても何にも解決しとらんではないか。っちゅーことでリューターを買う。
工具っていいですよね。これがあれば何でもできるって気にしてくれるからワクワク感だけは確実に得ることができる。実際に何もできなくても。
届いたリューターで小さなネジの頭に一文字の溝を掘って、マイナスドライバーで何とか対処する。非常に神経を使うから疲れる。替えのネジを買いにホームセンターに行くけどそんな小さなネジは置いてない。仕方がねいからネットで探す。同じ仕様かどうかはっきりしないけど取り合えず買う。いまここ。
ネジが届いたら作業を再開するつもりだけれども、バラし始めてからすでに数日が経過している。一応ばらしている経過の写真は撮ってるけれど、元に戻せるか不安しかない。
行き当たりばったりを臨機応変などと言い換えてみたところで応じて変じなければやっぱり行き当るのだから後先のことを考えることは大切。今まで何度同じことを考えてきたのだろうか。いずれレンズの分解作業の詳細をレポートしたいと思う。いつかきっと。
買ったものたち