Last Updated on 2025年10月14日 by tntimdynamaite
GANZOの本革バッグを徹底解説。サステナブルな国産レザーを使った「7QS-R」、英国老舗の芯通しブライドルを採用した「AVON」、イタリア産カーフの「GUD」。機能性・経年変化・選び方まで分かりやすく紹介。
GANZO(ガンゾ)は「素材」「工程」「仕上げ」に徹底的にこだわる日本の高級レザーブランドです。
しかし、単に高級だから良い──それだけではありません。本当に価値あるバッグは、使うほどに表情を変え、持ち主と共に育つものです。そこでこの記事では、通勤・出張で使いやすく、かつ長期間使える“異なる個性”を持つGANZOの注目ブリーフケースをピックアップしました。選び方のポイントと合わせてチェックしてください。
GANZO公式ストア

選び方のポイント
- サイズ:日常利用か出張用かで幅とマチを確認。
- 素材:コードバン/ブライドル/カーフで風合いとメンテ性が変わる。
- 機能:PCポケット、外ポケット、ショルダーストラップの有無を確認。
- 将来性:経年変化(エイジング)の出方を想像して選ぶ。
7QS-R(ナナキューエス-アール)ブリーフケース — サステナブルな国産レザーで作る定番(¥121,000)
GANZOの人気シリーズ「7QS」が、環境配慮型の新素材を採用し「7QS-R」として進化。
幅400×高さ290×マチ90mmのちょうど良いサイズ感で、通勤や出張に最適なブリーフケースです。
外装にはスマートフォンやタブレットをすぐに取り出せる便利なポケットを配置。内装にはPCポケットやキーコードなどを備え、荷物を整理して収納できます。手に馴染む丸手ハンドルと着脱可能なショルダーストラップで、シーンに応じた使い分けが可能。
素材には、北海道・士別市の循環型農業で育てられたステアレザーを採用。畜産と農業が連携したサステナブルな仕組みの中で生まれた国産原皮を、姫路で丁寧に鞣したGANZOオリジナルレザーです。
内装もコットンキャンバスからディア調スエードへとアップグレードし、耐久性と高級感をさらに高めています。
「素材」「裁断」「すき」「縫製」「へり返し」「磨き」「仕上げ」――7つの工程に上質を追求する“セブン・クオリティ”の精神が息づく、まさにGANZOらしい逸品です。
AVON(エイボン)ブリーフケース — 英国老舗タンナーの芯通しブライドルで格の違いを(¥187,000)
自立する堅牢なフォルムと、使うほどに深まる艶。
GANZOの人気「BRIDLE」シリーズに、英国トーマスウェア社の“芯通しブライドルレザー”を用いた新ラインが「AVON(エイボン)」です。
エイボンシリーズの最大の特徴は、英国伝統の“ブリティッシュグリーン”を含むトラディショナルなカラーパレットと、磨き上げられたYKKエクセラファスナーの滑らかな開閉感。細部まで丁寧に仕上げられた金具やステッチからも、GANZOの職人技が息づいています。
素材に使用されている「芯通し(ダイドスルー)ブライドルレザー」は、1840年創業の英国老舗タンナー「トーマスウェア&サンズ社」によるもの。ミモザやチェスナットなどの植物タンニンでじっくりと鞣され、芯まで染料が浸透した革は、キズが目立ちにくく、使い込むほどにしっとりとした光沢を放ちます。革表面に浮き出た白いロウ“ブルーム”をあえて残し、その経年変化を楽しむのも醍醐味のひとつ。
内装には柔らかな人工スエードを採用し、軽量性と耐汚性を両立。持ち手下のあおりポケットや、複数の内ポケットなど、ビジネスシーンで求められる機能性も充実しています。
「本物の革」「堅牢な構造」「長く育てる愉しみ」。
GANZOが素材・工程のすべてに妥協せず仕上げた“本物志向のラゲッジ”が、ここに完成!!!
GUD(ジーユーディー)ブリーフケース — イタリアンカーフの透明感と個性(¥198,000)
無駄を省き、必要な機能だけを丁寧に残した、GANZOらしい“研ぎ澄まされた”ブリーフケース。
ややコンパクトなサイズ感ながら、ビジネスに必要な収納力をしっかり確保した一品です。
背面にはすぐにアクセスできるオープンポケットを配置。お財布や社員証など、使用頻度の高いアイテムをスムーズに取り出せます。
内装にはファスナー付きポケットを含む計4つの収納スペースを備え、さらに1本分のペンホルダーとレザー製キーコードも装備。
整理整頓がしやすく、移動の多いビジネスパーソンにも最適です。
素材には、イタリア・トスカーナ地方で100年以上の歴史を誇る名門タンナー「コンチェリア・グイディ&ロゼリーニ社(Conceria Guidi & Rosellini)」製のカーフレザーを使用。
タンニンなめしと染料仕上げによる透明感、奥行きのある色合い、そしてヴィンテージのようなムラ感が、このシリーズ最大の魅力です。
最終仕上げにはグレイジング(艶出し)を施し、自然な光沢を引き出しています。
革本来の表情を活かすため、表面加工は最小限。原皮のキズやシワ、染めムラをあえて残し、一点ごとに異なる個性をそのまま楽しめる仕様です。
雨にはやや弱い反面、使い込むほどに深みを増し、持ち主だけのエイジングが現れます。
シンプルでありながら、どこか存在感のあるデザイン。
GANZOの「GUD」ブリーフケースは、革の個性を愛し、長く育てることに喜びを見いだす人へ贈る、珠玉のビジネスバッグです。
比較ポイント(短表)
- 耐水性:
AVON(人工スエード内装で比較的扱いやすい)>7QS-R(国産レザーだがケア必要)>GUD(表面処理控えめで水濡れ注意) - エイジングの出方:
GUD(個体差あって顕著) ≒ AVON(ロウの変化) > 7QS-R(奥行きある深まり)
GANZO のバッグは、ただ「見た目がいい革バッグ」ではありません。
日本の職人技、素材から工程へのこだわり、そして使い手自身によって育てられるエイジングという時間軸まで含めた「真価ある道具」です。
今回ご紹介したモデルは、どれも異なる魅力を持っています。
あなたの使い方・生活スタイル・好みを考え、最適な一本を選び出してください。
そして選んだそのバッグと共に歩み、数年後には「買ってよかった」と感じられる相棒へ育てていきましょう。
もし「どれが自分に合うか迷う」と感じたら、気になるモデルを複数チェックし、比較記事に戻ってじっくり熟考することをおすすめします。
良いバッグは、あなたの人生を少しだけ豊かにします。
GANZO公式ストア
