冬は寒い。ジッとしていても寒いのに、そこに風を受けたりするとさらに寒い。風速1mの風を受けると体感温度が1度下がるそうです。風速の単位はm/sで秒速だそうなので、仮に時速60kmで走ったとしたら秒速16.6m/sとなり、そのまま単純に考えると体感的に-16℃となるわけです。だいぶん乱暴なとらえ方をしているとは言え、冬にバイクに乗ると身体の芯から冷えて街中で遭難しそうになるのも納得できる。。。
が、昨今は暖かい高機能な服がいっぱいあるから随分と冬ツーリングがしやすくなりました。アンダー、インナー、アウターで固めることで寒さなんてへっちゃらな時代になったのです!
アンダー
アンダーウェアはめちゃくちゃ大事。知名度でいえばユニクロのヒートテックが一番やろうけど、他メーカーでも同コンセプトでより性能の高い商品がいっぱいある。ただ値段も上がるけど。
一押しはミズノのブレスサーモ。これはほんとに暖かい。下手すると暑いてなことになることもあるで。
Mizuno BREATH THERMO(ブレスサーモ アンダーウェアシリーズ)
ブレスサーモは『EXTREME LINE』と『STANDARD LINE』の2系統がある。名前が示す通り、『EXTREME LINE』生地自体が厚く、より暖かいシリーズ。『STANDARD LINE』は普段使いに適した仕様となっている。さらに、『EXTREME LINE』は『EXプラス』と『EX』に分けられ、『STANDARD LINE』も『プラス』と『無印』があり、全部で4種類の商品展開となる。簡単に表にすると以下の通り。
暖かさLv | 厚さ | 用途 | |
EXプラス | MAX | 厚手 | 雪山登山等 ←バイカーにオススメ!!! |
EX | 3 | 中厚 | スキー、スノボ、軽登山等 |
プラス | 2 | 中厚 | オフィス、家で冷えを感じるシーンに |
無印 | 1 | 薄手 | 通学通勤とう普段使いに |
というわけで、冬にバイクに乗るならば①EXTREME LINE一択となる!長距離を走らないなら『EX』でいいかもだけど、高速乗るとか、山のワインディングロードへ行くのだというならば『EXプラス』で決まりでっせ!
警告!街中をほっつき歩く程度で『EXプラス』はよしたほうがよい。文頭で書いたように「あっつ!」となる可能性が高いからである。ご賢慮垂れたまへ。
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インナー
インナーは分厚いと着ぶくれして動きにくいし、かと言って薄すぎては保温効果も薄い。尚且つバイクを降りたらアウターを脱いで、インナーでうろつくこともしばしばやから、ヘンテコなのでは不味い。まぁバイク乗りは往々にしてヘンテコなのでそれを気にしだしたら自身の存在の意義やなんやから考え直さないといけなくなるわけで、そんなことはやってられないから考えずに行動したらやはりヘンテコと評されてしまい、おかしい、人がヘンテコと評するのは実はお前は特別であるということではあるまいかと誰に尋ねるでもなく自問し、短慮に過ぎると知りつつもそうであると結論付け、むしろヘンテコであることを誇るように振舞ってしまい、ますますもって世間からヘンテコ野郎であると認識されてしまうのであるからやりきれないが、今はそれはいい。
これもまたウルトラライトダウンなんかでユニクロが有名だけれども、冬のバイクにはもう少し保温効果の高い物を選びたい。おススメしたかったのはGOLDWINの光電子繊維を使ったインナーダウンなんですけれどもどうももう売ってないみたい。買い換えようと思ってたのに悲しい限り。
GOLDWIN(ゴールドウィン)光電子なんとか
でも、モンベルとかアウトドアブランドからインナーダウンは色々出てるのでそのあたりから探すのがよかろうと思ふ。
Mont-bell(モンベル)プラズマ1000 ダウンジャケット
モンベルと言えばアウトドア用品ブランドとして超一流。冬山だってキャンプだってやっておしまいなさいとその背中を押してくれる頼りがいのあるキギョーである。気になるお値段も決して安くはないけれど、その製品の性能にあった納得のゆく価格である。GOLDWINの代わりにと購入を悩んでいるのはプラズマ1000ダウンジャケット。
注目すべきは次の2点。
・驚きの1000フィルパワー
・常識を覆すコンパクト収納
フィルパワー1000!!! 驚くわそら。
フィルパワーとは簡単に言うとどんだけ膨らむかを表した数値。値が大きければ大きいほど膨らむ。膨らむということは空気を保持しよるということで、空気を保持しよるということは保温効果が高いことを意味する。モンベルのHPによると
”一般的には550~700フィルパワーのものが良質ダウン、700フィルパワー以上のものが高品質ダウンとされています。”
ということなので、1000フィルパワーは超絶ド級品質ということに!そして、膨らむけれども圧縮すればコンパクトにもなる。重さも130gとめっちゃくちゃ軽い。しかない。これは涎しか出ない。お値段25400円也。
良い。間違いなく良い。それは分るがちと価格が、、、と次に候補に挙がったのがやはりモンベルやんけ、ライトアルパインダウン ジャケットです。
価格:76,058円 |
Mont-bell(モンベル)ライトアルパインダウン ジャケット
こちらもライトダウン系。フィルパワーは800。重さ312g。お値段15400円。プラズマ1000と比べるとフィルパワーが20%減、重さは2.4倍。そしてお値段はマイナス10000円。ムムム。
絶対的なあったかさは当然プラズマ1000に軍配が上がるやろうけど、それでもフィルパワー800でっせ。高品質でっせ。重さも2.4倍とすごく重くなった感じがするけど、たったの312g。プラズマ1000が軽すぎるだけとも言える。
そしてライトアルパインダウンジャケットに惹かれる理由は生地の厚さが20デニールあること。プラズマ1000は7デニールで極めて薄い。薄いからこそ軽くコンパクトに収納することができるんやろうけど、摩擦耐性が気になる。決して20デニールが分厚いというわけではないし、20デニールあれば銃弾を通さないというわけでは無論ないけれど、革ジャンとかの下に着込んでそこかしこで摩擦が起こることを考えるとちょっと7デニールでは心配にならざるを得ないというかなんというか。ただ、若干ごつい。困るわー。
アウター
最後にアウターやけど、アウターは私の場合レザージャケット、俗にいう革ジャンになる。特に俗にいうと断る必要もないけれどレザーの部分を日本語にすると革ジャケット、これを略して革ジャン。でもンはどこからやって来たのであろうか。もしかして、あるいはもしかしなくても革ジャンは革ジャケットではなく、革ジャンパーなのか!?驚きを隠せないがそれはともかく、革ではないアウターを探すとすると必然的にゴアテックス仕様に行き着く。
正直に言おう。アウターは革ジャンがいい。が、上記アンダー、インナーを着込んだとしても厳冬にあっての長距離走行は革ジャンではちと役不足である。というか役不足である。いや、大いに無理がある。
正直なところバイク乗り向けのアウターはいかにもソレ的なにおいがプンプンで好きではなかった。が、私は思い出さなければならない。昨年の年末に何故だかバイクで田舎に帰ったときのあの極寒を。。。そう。見た目ではなく、機能に着目しなければアカヌのである。なんとなれば寒さをしのぐため、いや、感じないためのアウターなのだから!!!
ROUGH&ROAD(ラフ&ロード)ポーラージャケット
であるならば、オーソドックスなのがよい。防寒性能を極めることにフォーカスしたというラフアンドロードのポーラージャケットなどはもうドストライクなのではないやろか。
ただ、ゴアテックスに行き着くとか言うておきながらポーラージャケットはゴアテってなかったことが判明。焦る。
【サイズ交換可能】ラフアンドロード RR7693 WSプリマロフト®ポーラージャケットFP 価格:47,080円 |
SSFツアラージャケットFP
するってぇとこれかい?
ラフアンドロードのフラッグシップモデルである。ばっちりゴアテっている。見た目も好きではないが、オーソドックスで及第点。ポッケもいっぱいあるし重宝しそうだ。
価格:45,928円 |
しかし、ポーラージャケットの方が暖かそうではある。悩みは尽きないまま年末を迎えそうです。皆さん、風邪ひかんように暖かくしてバイクに乗りましょう。
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