Atelier Shark(アトリエシャーク)とは?
サメの革を専門に手掛けているのがAtelier Sharkさんです。
サカナ系で言えばブラックバスの革やエイ革を使った製品の紹介をしたことはありますが、サメ革に特化し、専門にしているブランドは見たことも聞いたこともありません。かなりのレアさと言っていいのではないでしょうか。
鮫革とサメ革は実は違う!?
サメは獰猛で映画『ジョーズ』の印象が強烈なこともあって恐れられる存在ですが、同時に不思議な魅力を持った生き物でもあります。そんなサメの革からできる製品とはどんなものなのでしょうか。
『鮫革』と言えば刀の柄に使われることで知られています。その他、財布のアクセントとして取り入れている製品もあります。が、これは厳密には鮫ではなくエイの革を使っている物が多いそうです。(※サメの革を使っている物もある)
一般的な財布の素材として使用している例はあまり見かけません。しかし、Atelier Sharkではエイではなくほんまもんのサメ革を使って色々なサメ革アイテムを作り出しているというのです!
『鮫革(エイ革)』はブツブツの模様と硬い表皮が特徴的ですが、『サメ革』は深いシボと軽やかさがあり随分違いが感じられます。
サメ革のメリット
よく使われている『牛革』と比較して『サメ革』は30%も軽いのに非常に耐久性が高く(牛革と同じくらい)、加えて水にも強いという特性を持っています。防滴に関しては元が水の中で暮らしている生物の革なので当然とも言えます。
メリット1 サメ革は繊維密度が非常に高く耐久性が高い
メリット2 水にも強いので手汗や水濡れをそれほど気にしなくてOK
メリット3 エイ革のように硬くなくソフト。手に馴染む。
メリット4 深いシボ感が独特の雰囲気を漂わせる
そんなに良い要素を持っているならもっとジャンジャン使用されていてもおかしくないのではと思ってしまいますが、牛は長年にわたり各地で飼われているのに対し、サメは養殖ができないこと、また、鞣しにも特殊な技術がいるためそもそも加工できる職人が少ないことなどが理由。
素材はヨシキリザメ!
アトリエシャークで使われている革はヨシキリザメの革。
大きくなると体長2-3mになるそうです。結構大きい感じがしますが、鞣してしまうと革が縮むためジャケットとか大きめのカバンを作るとなるとかなり大変そう。
そんな素材の関係でラインナップは財布や装飾品の小物のみ。サメ革のジャケットとか欲しいと思ってしまいますがこれはやむを得ないところですね。
いずれにしても、唯一無二といって差し支えないサメ革を扱うAtelier Sharkの製品はかなりレアな部類に入るので、誰かとかぶりたくない人にはうってつけのアイテムと言えます。
是非アトリエシャークのHPをチェックしてみて下さい!↓