見なけりゃよかったシリーズ第一弾。
今回ご紹介するのは高級感じゃなくて高級なレザーアイテムです。いわゆるエキゾチックレザーと呼ばれるクロコダイルやパイソンなどの革を専門に扱っている池田工房の商品たちですが、素材からデザインから企画から何からなにまでコウキュウ仕様！目に毒であります。
《関連記事》
→最高の革小物を提供するCYPRIS（キプリス）とはどんなブランドなのか！？
→ワニ、トカゲ、ヘビ。一味違うエキゾチックレザーを使った財布を探す。
100万円を持ち運ぶ！？-Crocodile Million wallet-
インパクトはある。が、コンセプト自体が一般人向けではない超ド級クロコ財布を作ってしまうのが創業78年の歴史を持つクロコダイル専門の池田工房。どうかしていると言ってもいいかもしれません。（褒めています）
クロコダイルは革の宝石と言われることから、確かに、クロコの財布に納めるべきお札は多くあるべきかもしれません。が、100万を持ち歩く人がどれほどいるのか気になるところではあります。
いずれにせよ、そのクロコダイルの存在感、ぶっとんだコンセプト、確かな造形美は誰をも納得させる雰囲気があるのはまちがいない。
クロコダイルミリオンウォレットを見に行く
特筆すべきは丸みを帯びた班と吸い込まれるような黒。反対側は大判の竹班で、内部にはゴールドのパイソンも使われておりゴージャス極まりありません。THE 高級品。
なかなか100万を持ち歩くことはない（と思う）けど、現代においてはスマホやその他の薄型デバイスは手放せないわけですからそれらを入れるという手も当然にあるわけで、売り文句にこだわらなければ誰もが使えるアイテムです。高いけど。
仕様
サイズ：横19cm 縦11cm マチ2.5cm
カードポケット：8
フリーポケット：4
ファスナー小銭ポケット：1
素材
外装：スモールクロコダイル
内装：牛革
ファスナーポケット両目：金箔仕上げパイソンレザー
78年の歴史と専門店の誇り
高級品その物のCrocodile Million Walletですが、作り手である池田工房はクロコダイルを専門に78年もの歴史を重ねている老舗。非常に艶やかな銀面が美しい光沢をはなっていますが、これはエナメルを塗布しているのではなく、メノウ（硬質な石）グレージングを行うことによって生み出されています。非常に手間のかかる方法を職人が丁寧に作り出すところに専門店としての誇りが感じられます。
また、クロコダイルだけでなく、パイソン革を使い、箔仕上げにしたり、他の商品で美しい３トーンカラーを出したりと技術力、商品開発力等も目を見張るものがあります。
最後に
何かひとつでもワンランク上のものに手をだすと必然的にその他のものも釣り合うモノにしたくなるのは人の性というもの。カバンを高いやつにした、高級車に手をだした、スーツをオーダーメイドにしたなどをきっかけにクロコ財布に興味を持つのもこれまたやむを得ないことかもしれません。あるいは逆にクロコ財布に手を出して、その他も高級志向にするか。。。
高いモノをもって威張り散らすのはスマートではありませんが、それは使い方で、高級品が悪いわけではありません。いいものはイイのですから。
