Gジャンタイプの革ジャンレビュー第三弾はアディクトクローズのグラナダです。Y’2レザーのエコホース、ハイラージレザーズのガスリィについての記事もあるので興味ある方はそちらを見てみてください。
→Y’2 LEATHER EB-140 ECO HORSE をレビュー!!!
さて、アディクトクローズですが、キムタクさんがマックのCMで着用して話題にもなったりしてました。イギリスのヴィンテージレザーに深い影響を受けたということでスタイリッシュなモデルがズラリとラインナップされていますが、本日はそんな英国風ライダースではなく、GジャンタイプのAD-08グラナダです。
アディクトクローズではホースハイドもありますが、シープスキンがメインに据えられているようです。厚みがあってもカウハイドやホースハイドよりしなやかなのがシープスキンの特徴の一つですが、タイトなスタイルが好まれる昨今の傾向からするとこのチョイスはザ正解だと思います。
牛革、馬革は硬くてゴワゴワしているものが多いです。それが魅力でもあるけれど、ただ、客観的に見たときに動きにくいというデメリットであることを否定することはできません。そして、それが腕周りや、肩甲骨あたりに余裕のない作りになっていたとしたらもう腕を挙げることだけでもしんどかったりするわけです。四十肩が悲鳴を上げること請け合い。でもそれがシープスキンならたとえ同じ作りであっても格段に動きやすくなる。そして軽い。
普通に関節を稼働させることができることを考えたら革はシープスキンが一番だというわけです。おっさんも助かるわけです。逆にハードでへびぃなニュアンスは薄れるのでマッドマックス的なイメージで着用したい場合は牛や馬の方がいいでしょう。
それはともかく、このグラナダもシープスキン仕様です。非常に柔らかでしなやかで着用しやすいのがいい。デザイン的にはGジャンの3rdタイプが採用されており、両胸のポケットから裾に向かってV字のようにステッチが入っているのが印象的です。個人的には1st、2nd、3rdの3タイプの中で一番好きな形は3rdのこれです。
革ジャンのイメージを覆すこの気楽さとスタイリッシュな構成はアディクトクローズならでは。今まで革ジャンに興味がなかった人でも「お、ええんちゃうけ?」と思えるんとちがうやろうかと思うし、革ジャンの熟練の手練れらは「こんな楽な革ジャンがあってええのんか」と驚愕するに違いない。この楽さは驚異的です。
1件のコメント