Last Updated on 2025年10月21日 by tntimdynamaite
本日は青木鞄のブランドの1つ「Lugard(ラガード)のA4ダレスバッグを入手したのでレビューしていきます。
青木鞄
青木鞄は明治27年(1894年)に紳士鞄の専門卸会社として日本橋で創業を開始した老舗中の老舗です。以前取り上げた株式会社林五は明治23年(1890年)大阪で創業ですから、西の林五、東の青木といった構図がなりたつでしょうか(争ってたかは知りません)。いずれにしても国内に130年にも及ぶ歴史をもつ会社が現在も最前線で活躍しているということは素晴らしいことです。
青木鞄が扱うブランドは「Lugard」のほか、「LuggageAOKI1894」、「GAZA」、「COMPLEX GARDENS」などがあります。
Lugard(ラガード) G-3の特徴、魅力は?
Lugard(ラガード)は「鞄」の意味のLUGGAGEから「LUG」をとって、「~する人」を意味する「ARD」と合体させた造語だそうです。100年を超える青木鞄の定番ブランドとして展開され、今もレザーが好きな人々から人気を博しています。
Lugardには「G-3]、「ネバダ」などのシリーズがあります。
そして、Lugardの「G-3」シリーズの特に印象的なポイントは、赤みがかったブラウンにあります。濃淡のある染色が施され、縁に向かうにつれ深くなる陰影が高級感とヴィンテージ感を両立させており、これは職人が一つ一つシャドーをかけていって表現されているもの。
ソリッドでしっかりした作りと上品な立たずまいと、印象的な色あいが、クラシックさとモダンさ、そしてどこか野性的というか、良い意味で都会的になり過ぎない雰囲気を醸していてとても素敵です。
Lugard(ラガード) G-3 ダレスバッグレビュー

使い勝手
G-3のダレスバッグはA4対応とB4対応があります。
- A4対応ダレスバッグ 外寸サイズ:縦30cm×横40cm×マチ9cm
- B4対応ダレスバッグ 外寸サイズ:縦31cm×横42cm×マチ12cm
線、面で考えると、縦横はそれほど大きく違いがないように見えますが、3次元(体積)で考えるとこの差はかなりのもの。特にマチは3cmも差があるので、厚みは顕著に見て取れるでしょう。
当然、容積はB4が大きいので、荷物が多いというならB4対応を選べばいいのですが、そこまでドッシリ感が強すぎるなと思うならA4です。
A4でもかなり横幅があり、室内の仕切りはないため、収納力は非常に高い。室内にはポケットも容易されています。仕事で必要になるであろうノートパソコンや、A4サイズのファイルも余裕で収まります。
A4サイズのものなんて入って当たり前と思うかもしれませんが、レターパック(縦34cm×横24.8cm)が無理なく入る鞄は意外と少なく、その点Lugard(ラガード) G-3のダレスバッグであれば無理なく収納できるので、書類関係を運ぶことが多い人には特におすすめです。
スマートかつなかなかの収納力を求めるならA4、山盛り運ぶというならB4対応のダレスバッグをチョイスするといいかでしょう。
※ただし、逆に荷物が少ないと荷物が鞄内で暴れることになる可能性もあります。
造り
造りは、長年の経験に裏打ちされた縫製は確かなもので、よれることなく各パーツが縫い合わせられており、また、使用されている革も厚みのあって非常に高級感があります。コチラは叔父が買うだけ買ってあまり使っていなかったものを頂戴したものですが、かなり前に購入したとのことでしたが全然型崩れなどは起こしていません。あまり使ってなかったこともあるとは思いますが、何年も前のものだとはちょっと思えないほど。やはり作りが良いというのは大切なことだと痛感します。
ところで、ダレスバッグと呼ぶのは日本だけだそうで、海外ではドクターズバッグ、ロイヤーズバッグなどと言われているそうで、確かに薬やら診察器具やらで荷物が多くなりそうな医者向き、あるいは山ほどの書類を詰め込んで使う法律屋向きというのは頷けます。
Lugard G-3 その他のラインナップ
G-3 シリーズ B4 ブリーフケース 52,800円
Lugard G-3のラインナップで嬉しいポイントはありそうで数が少ないB4対応の鞄があること。
書類を持ち運ぶことは減ったかもしれませんが、レターパックが折り曲げないでも入ったり、なぜだか増えた電子機器の外部機器が問題なく入るなど、収納力の高さが求められるシーンは割とあると思います。
書類に限らず、何やかんやと鞄に詰め込まないといけない人にはB4対応はありがたいのではないでしょうか。
- 横:40cm × 縦:28cm × マチ:6cm
- B4サイズ対応のブリーフケース



価格:52800円 |
G-3 シリーズ A4 ブリーフケース 52,800円
A4対応のブリーフケースでも収納力は充分高い。「厚みがあるモノがある場合は収納できないこともある」と注意書きがされていますが、まぁそれはそうですよね。
- 横:40cm × 縦:29cm × マチ:9cm
- A4サイズ対応のブリーフケース



価格:59400円 |
続いてできる奴感が3割増しになるアタッシュケース。用途にもよるとは思うけれど、はっきりいって実用性はビジネスバッグの方がよい。立ちながらにちょいと財布でも取りだしてササッと会計でもすましてやろうじゃないかと考えてもアタッシュケースはそれを許してくれない。できなくはないかもだけど何やらブサイクでそんな使い方をする奴は御免コウムルとカバンの方から言われてしまいそうな、そんな高貴なかばん。でもかっこいいから欲しくなるんですよね。

サイズは幅:44cm、高さ:34cm、マチ幅:8cmのビッグサイズ。B4サイズまで収納可能な大容量アタッシュケースです。B4サイズの書類がどれほどあるかは疑問ですが、そういったものを扱っている方には大いに魅力なはず。B4使わなくたってガチャガチャ物を入れたっていいんですけどね。使い方はともかく、このスクエアなフォルムがいかにも仕事用!という感じで実にカッコイイです。
中にはオープンポケット2つ、カードポケット4つ、ペン挿し4つを装備。左右2つのナンバーロックは好きな番号に変更してロック可能。開閉はワンタッチでスムーズに行うことができます。
また、底鋲がついているので、床に置くときでも底面が直接床につくのを防いでくれます。
価格:58,300円 |
このほかクラッチバッグなどもあるので皆さん是非Lugard(ラガード)を見てみて下さい。渋さにふるえるはず!そしてなにより明治以来の長い歴史の上に生み出された製品は今もなお日本国内で生産されており、その品質に間違いはありません。しかし明治か・・・すごいとしか言えない。
カバンと言えば最近はMoral Code(モラルコード)をプッシュしていましたが、国内の企業を応援すると言う意味でも青木鞄や林五を使うべきなのか!?いやしかしモラルコードは安くてモノが良いぞ。いや、確かにモラルコードよりかは値が張るかもしれないけれども君は歴史を買うのだ!それに間違いなく青木鞄も林五も品質は素晴らしいぞ!そんなこと言うたらどうしたらいいのか。。。
迷いに迷った挙句に全部買ってしまえばいいのだ!!!とりあえずチェックしておいて損はありません!

