この記事を読んでいる方には説明不要だと思いますが、Y’2 LEATHERは大阪に拠点を置く革製品の専門屋。素材にこだわりにこだわった各種レザージャケットはどれも激シブ。上質で上品かつワイルドなy’2 LEATHERに是非触れていただきたいと思うのです。そんなわけで今回はワークジャケットの紹介です。
アニリンホースのワークジャケット「LS-15」
説明など不要か。まずは外観チェック!
素材はアニリンホース!
独特の艶やかな表情を見せるのがアニリンの”良い!”と思わせるところ。写真はまだほとんど着用していない状態なのでスルっと艶やかな感じが見て取れると思います。
アニリンホースというからには馬革で、厚みは1.2mmほどのものが使われていてその存在感、重量感もしっかりあります。
現代的なフォルム
全体的にタイトな設計になっており、現代的なフォルムです。細身ですが、背中のアクションプリーツと、裾左右のスリット、またやや短めに設定された着丈によって思いのほか動きやすい。硬さももちろんあるけれど、EB-140のように硬すぎて着ていられないなんてことはなく、ファースト袖通しのときからしっくりくるしなやかさも併せ持っていてこれはちょっと驚きです。
タイト設計なのでサイズ選びには注意。私の場合、EB-140の場合、40サイズでジャスト(ピタピタではない)サイズでしたが、LS-15は42サイズでかなりピッタリでした。
スーツ仕立て屋のプロも絶句の質感
先日、ジャケットを作るために(革じゃない)仕立て屋に行きました。採寸のときにこの「LS-15」を脱いだら仕立て屋さんが「ハンガーにかけますよ」と受け取ってくれたんですが、手にした瞬間「っ!!!」と絶句し、数秒してから「これはスゴイですね!」とやや興奮気味におっしゃってました。重量もさることながら、厚み、縫製の確かさ、触れたときの銀面のなめらかさなどに感嘆し、「私もコレほしいです」と。
Gジャンやライダースよりもシンプルで落ち着いた雰囲気でもあるので、若い方よりおっさん向けの革ジャンかもしれません。大人になりきれないけど若い頃のようにライダースでもねーなーと思っている同胞のオッサン達よ!我々にワークジャケット「LS-15」という選択肢をY’2 LEATHERが用意してくれている増すぞ!!!
魅せられてY’2 LEATHER沼
私事ですが、Y’2の入り口がEB-140だったもんで、Y’2は頭のネジが2~3個ぶっ飛んだ職人集団でその製品すべてがクレイジーなものかもと思っていたところがないではないです。が、LS-15に袖を通してわかったのはY’2 LEATHERは懐が思いっきり深いということ。鬼のようなこだわりとエゴのかたまりのようなEB-140を作り出すと思ったら、それはほんの一面で、実際の着用しやすさと革特有の武骨さを両立させたLS-15のような上質で上品でかつワイルドな革ジャンも作ってしまうのがY’2 LEATHERなのだと。むしろ後者がY’2 LEATHERの真の姿なのでしょうね。私はますますファンになってしまいました。