日本の水道普及率は97.9%。漏水率はわずか3.6%!!!水道事業運営に問題ありと言っても即座に害が出るというわけではないので気にすることもないんやけれども、んが、ゆくゆく将来のことを考えると心配がないわけでもない。一体全体我々は水なくてして生きていくことこれ適わないのですからちょいと考えてみようと思ふ。
人の身体の60~65%が水でできているそうで、そんなに水なら私が水の中でもう少し自由にのたうち回ることができたって(泳げたって)よさそうなもんですが、まるでそんなことはないから不思議です。それはともかく、人は活動すると汗かいたり、活動しなくたって用を足したり、乾燥によって皮膚がパサついたりで水分はひとりでに失っていきます。てことは補給せねばならぬ。どうやってかというと、もっぱら飲んで。飲むというてあるくほりっくではアカぬらしいからお酒が好きな方々にはちょいとばかし辛いところですね。
安全性
ではその飲み水はいずこから確保するのかと言うとどうだろう。もう8割9割が水道水てなことになるのではないだろうか。今はウォーターサーバーもあるからひょっとするともう少し低い割合でしょうか。
まず言えることは日本の浄水技術の水準は最高峰にある。そして、また水質管理についても徹底している、ということです。浄水処理は水源の状態によって①急速ろ過、②緩速ろ過、③膜ろ過などの方法によってろ過され、④消毒されてから各家庭に届けられます。水質管理については水源、浄水場、給水栓の3段階で安全性のチェックがされています。結果、日本人は安心して水道水をガブガブ飲むことができるのですが、消毒による弊害もあります。
トリハロメタン
水の消毒として塩素が使わます。プールで妙なにおいを感じますがあれが塩素臭。水道からもこのにおいがすることがあるのは、水道水の消毒にも塩素が使われているからです。
まず、塩素は強い毒性を持ちます。だからこそ細菌、微生物を殺菌するために使用されるわけです。ビバ!と思いますが、副作用としてトリハロメタンの発生原因にもなることが分かっています。水の浄水過程で塩素が投入されると、水中のフミン質などの有機物と反応してトリハロメタンが生成されてまう。
トリハロメタンとはそも何なのか。
”メタンの4つの水素のうち、3つがハロゲンである塩素(Cl–)、臭素(Br–)などに置換された化合物をトリハロメタンと呼ぶ”
よく分らんけど発がん性物質であることがその問題点です。WHOによると、クロロホルムとブロモジクロロメタン(トリハロメタンの一種)は「グループ2B:発がん性の恐れがある」とされています。「恐れがある」という表現に留まっているのは、マウス実験ではクロロホルムとかが発がん性を示す証拠が十分あるけれど、人に対しての影響は詳しく分かっていないためです。奥歯に物が挟まった言い方で訝ってしまうけれども、まぁどんなものでも大量摂取したら毒だと言うからトリハロメタンだからといって過剰に反応することはないでしょうきっと。
そのため水道法で基準値を定め、管理として3重ものチェックを実施し安全性の確保に努めているというわけです。
水道法が定める水道水のトリハロメタンの基準値
・総トリハロメタン:0.1 mg/L
・クロロホルム:0.06 mg/L
・ジブロモクロロメタン:0.1 mg/L
・ブロモジクロロメタン:0.03 mg/L
・ブロモホルム:0.09 mg/L
トリハロメタン除去
そうは言ってもガンになりたくないし、確立を減らしたいと思うのはあたりまえ。お家でできるトリハロメタンの除去法はあるのか!?
あるで。
①沸騰させる
蓋をせずに5分以上沸騰させることでほとんど除去できるそうです。ただ、塩素もとぶので沸騰させた水は早めに使用するべき。
②浄水器を取り付ける
活性炭入りの浄水器で除去可能。ただし、フィルターはちゃんと交換しましょう。
というわけで、まず大丈夫。だったらいいな。