1853年にペリーがやってきてから1867年の大政奉還までわずか14年。その大政奉還からわずか27年後の1894年に清と戦争、1904年にはロシアに勝利する。そんな明治の半ばに林大策という人が始めたのが林大策商店で、今の株式会社林五である。らしい。激動の時代に生まれ、実に130年に及ぶ歴史を持つ林五。もうそれだけですごい。
FIVE WOODS(ファイブウッズ)
株式会社林五って何屋さんかと言うと革かばん屋さん。自社名を英語にした?プライベートブランドがFIVE WOODS(ファイブウッズ)です。FIVE WOODS(ファイブウッズ)は素材、デザイン、縫製などの生産工程すべてを国内で行いmade in Japanにこだわっているブランドで、その品質の高さには定評があります。 ※財布などの小物は外国の革を使っている。
この林五さんはFIVE WOODS(ファイブウッズ)の他に、Skubera 9981、ZONALe、DSPTCH、DATUM、HAYASHIGO TABIなど6ブランドを取り扱っており、カバンから財布やキーケースなど様々な革アイテムを用意してはります。
Japan Master Made
兵庫県は姫路で鞣した革を大阪の職人が整え、裁断、縫製を行ってカバンを作るという完全日本製にこだわっているあたりに提供者としての誇りを感じます。Herzもそうやし、カドヤのHEAD FACTORYもそうやけど、職人が手作業で作るってもうそれだけですごく価値があるとおもう。工場の機械生産が悪いわけじゃないですが、ただ、モノ作りの原点は人の手にあって、人の手によって作り出されたモノは単なる商品ではなく製品もっというと工芸品、更に言うと芸術品なのではなかろうかと思うわけです。
価格帯は30,000円~50,000円くらいからで、他を探せばもっと安いモノは見つかるでしょうが、日本製ということ、生産工程とその物の質を考えればリーズナブルと言って良いでしょう。ワンランク上のカバンを探している人は要チェックです。もちろん高級仕様も用意されています。
FIVE WOODS シリーズ一覧
大人のためのベーシックカジュアル | 才色兼備なビジネスバッグ | 郷愁と反骨が交錯する孤高のスタイル | 伝統製法が生み出す優雅な形状や重厚感 |
堅牢なフレーム構造のブリーフケース | 上質な大人のレザーバッグ | FIVE WOODSの定番トート 限定 | 都会的で艶やかなビジネスバッグ |
彩りを加えるデイリーカジュアル | ワイルドでありながら上質なカジュアル | 自製法でつくりあげた自立するトート | 伝統技法を活かしたブリーフケース |
旅を共にする美しい鞄 |
PLATEAU – プラトウ
PLATEAU(プラトウ)はレザーバックパックからトートバッグ、ポシェット、ボディバッグ等ラインナップが豊富。素材は弾力性のある牛革でオイルをしっかり含んでいるためある程度の撥水性も備えている。また、傷が付いても磨くことで、キズが馴染んで目立たなくなるのもありがたいポイント。馬具由来の補強技術である「肉盛り」等の伝統的な技法が用いられるなど、強度面にもぬかりはありません。
PLATEAU-プラトウ ショッピングトート
GRAIN – グレイン
ビジネス仕様に特化しているのが「GRAIN – グレイン」シリーズ。バックパック、ブリーフケース、トートがラインナップされている。擦り傷が目立ちにくく、耐久性の高い国内産のシュリンクレザーが使用されている正に仕事向けの実用仕様。ビジネス向けだけにいずれのアイテムもPC収納ポケットを装備しています。
GRAIN – グレイン バックパック
TED’S – テッズ
FIVE WOODS(ファイブウッズ)のカバンの中でもひと際目を引くのがブリーフケースやダレスバッグが用意されているTED’Sシリーズ。堅く締まったヌメ革と、ベロアとの組み合わせが特徴的で、上品で都会的な雰囲気が漂う。大きく、重たく見えがちなダレスバッグもシャープに仕上げられており、ごく普通のビジネスバッグとして活用することも可。また、背負えるダレスバッグというちょっと変わった面白いラインナップになっている。
TED’S – テッズ ダレスバッグ
TRAD – トラッド
FIVE WOODSの中で最も高級なシリーズが「TRAD」。馬具に使用されてきたことでその堅牢性に定評のあるブライドルレザーを使用している。ロウ、ワックスが何度も塗り込まれているため一定の防水性を併せ持つ。TRADシリーズに関しては国内産のレザーではなく、160年以上の歴史があるイギリスのトーマスウェア&サンズのものが使われている。錠前はイタリア製など。これらを日本の(林五の)職人が場所によっては手縫いで制作している。世界から集められた最上級の素材と、林五の職人の技術が惜しみなく投入されたシリーズ、それがTRADです。
TRAD – トラッド ブライドルレザートラディショナルダレス
FRAME – フレイム
丸みを帯びたフォルムによってソフトな印象の「FRAME」はワイドとスリムの2パターンのブリーフケースが用意されている。ボディはベジタブルタンニンレザーが用いられエイジングが期待でき、側面、上面、底部分は枠状にスコッチガードレザーで仕立られ、ある程度の硬さが与えられています。
FRAME – フレイム
PEBBLE – ペブル
肉厚なシュリンクレザー、強めのシボ感が特徴的なシリーズが「PEBBLE」だ。持ち手(ベルト)は長さの調節ができるようになっているのもポイント。真鍮製の金具も見逃せない。カジュアルにもビジネスにも対応できる一石二鳥のシリーズです。
PEBBLE – ペブル ウィークエンドトート
PAVE – ぺイブ
柔軟性に富んだメイン素材はミ―リング加工という時間をしっかりかけて革をもみほぐす手法が用いられたもの。深いシボが表す表情も独特。質感はマットで落ち着いているが、使用とともに色艶が増していくため経年変化を愉しむことができます。
PAVE – ぺイブ ウィークエンドトート
CARRARA – カララ
素材は革ではなくナイロン。ただのナイロンではなく、プラダなどのハイブランドにも使われているリモンタ社製のもの。リモンタは創業1893年とかなりの老舗の生地メーカー。光沢が美しく、指触りもなめらか。ビジネス向けにPC専用の荷室が用意されるなど使い勝手もよい仕様です。
CARRARA – カララ ビジネス バックパック Wタイプ
OAK – オーク
FIVEWOODSのショルダーバッグやメッセンジャーバッグの3つがランナップされているのが「OAK」です。ブラックのボディにダークグリーンの小さなパーツがワンポイントになっています。スマートフォンやペットボトル、長財布なども充分に収納できるサイズ。大きすぎず、小さすぎず休日のお出かけにちょうど良いカジュアルな仕様です。
OAK – オーク ショルダーバッグ
HEAT – ヒート
渋さが光る「HEAT」シリーズ。どくとくの濃淡のあるカラーが特徴的。大容量のトートバッグ(サイズはW41×H30×D17cm)と、メッセンジャーバッグがラインナップされている。使用されている素材はキップレザー。
HEAT – ヒート ウィークエンドトートバッグ
ダレスバッグ L【TED’S】39023 ¥53,900 (税込)
TED’Sのダレスバッグのなかで最も大きなサイズ。幅43cm、高さ31cm、マチ14cmと大容量でB4ファイルもらくらく収納可能なモデルです。持ち運ぶものが多い人にオススメ。
ダレスバッグ M【TED’S】39022 ¥46,200 (税込)
こちらはMサイズのダレスバッグ。幅40cm、高さ29.5cm、マチ7cmとなっており、Lサイズと比べると幅と高さは大きく違わないものの、マチが半分になっています。7cmくらいだとごく普通のブリーフケースなどと同じようなサイズ感なので、今までブリーフケースを使っていたという方も違和感なく使用できるのではないでしょうか。A4サイズの書類やパソコン、財布などビジネスに必要な物を問題なく収納できます。
バックパックダレス【TED’S】39024 ¥53,900 (税込)
これもA4サイズを収納できるMサイズですが、面白いのは縦型にデザインされていること。なぜ縦長なのかと言うと、実はバックパックとして使えるようになっているから!ダレスバックスタイルでバックパックタイプというのは面白いですね。リュックタイプのビジネスバッグも今や市民権を得ていますが、どうしてもカジュアルな雰囲気が出てしまうもの。これならよりフォーマルなイメージで使えそうです。
ダレスバッグ S【TED’S】39021 ¥42,900 (税込)
そしてSサイズです。幅31cm、高さ21cm、マチ6.5cmというサイズでB5ファイルを収納可能。フォーマル感の強いダレスバッグが小型化されただけなのに何故かミスマッチなはずの可愛さがにじみ出ています。サイズ的に仕事向けには使いにくいかもしれませんが、ポシェットやショルダーバッグ的な使い方ができるかも。そういう意味では女性におすすめできます。
ラウンドブリーフケース【TED’S】39025 ¥38,500 (税込)
TED’Sシリーズの最後を飾るのはブリーフケースです。幅40cm、高さ30.5cm、マチ8cmのA4サイズで、ダレスバッグのMとほぼ同じくらい。両サイドの一番下までファスナーで開閉できるようになっており、口を大きく開けることができます。表、裏の革は比較的厚みがありボクシーなイメージで、型崩れもある程度は防げそう。
国産、老舗という選択
これ以外にも雨に強いSapphireシリーズや、よりカジュアル指向のPlateauシリーズなど多数のシリーズ、商品がラインナップされているので一度オンラインストアを覗いてみてください。林五と同じく国産にこだわっている青木鞄もオススメです。いずれにしても質は確かですが、価格が若干高めになってしまうのは仕方のないところ。国産じゃなくてもいいならMoral Code(モラルコード)をオススメします。
→青木鞄が送り出すLugardのバッグをレビュー!日本製、本革の実力をチェック!!!
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