革にあいた穴をアドベースとアドカラーでリペアしてみて失敗した話

 さて本日はリペアに挑戦です!

好みの問題ですが、革ジャンとスタッズとかピンバッジとかの金物系装飾というのは相性が良くて、特にパンク系ファッションとしての革ジャンにはなんやかんやと付けられることがありやす。

カッコよく着ているうちはいいのだけれども、年齢を重ねてちょっとギラギラし過ぎてんのはシンドクなって装飾を外すこともあるし、そうでなくたってピンが折れてバッジが何処かに消え失せてしまうことだってあって、いずれの場合でも問題になるのが外した後の跡なのです。

布やったら特段気にならんこともあるけど、革の場合はポッカリピンの穴があきよるもんだから大いに困る。こんな感じ↓

これはピンバッジが付いてた跡です。穴が二つもあいてやがる・・・。おまけにバッジの輪郭の跡まで付いてしまっていて泣ける。

こういうのを直す方法はなかろうかと調べてみるとコロンブスのアドベースとかアドカラーを使って直すことができるとかできないとか言う情報をキャッチしたので、実験のために早速取り寄せた。

コロンブス アドベース、アドカラーのセット Amazon

コロンブス アドベース

アドベースとは何かというと、ベースです。革にでかい傷が付いたときにはこのベースでその傷を埋めて形を整形するわけ。パテですね。

色は白で、木工用ボンドをも少し硬くしたくらいの粘度。ヘラを使って目標に塗り込みます。

アドカラー

こちらはカラーと言うからには色。全14色の種類があるらしい。今回は黒を買いました。ちなみにこのアドカラー、絵の具のように使うことができるので直したい革製品のカラーを作り出すことも可能!ちょっとかなりスキルが必要な気がしますけどね。

手順

もうすでに私は失敗したので声を大にして言っておきます。下準備は大切だよ!

①軽くサンドペーパー#400で塗布部分をならします。←やりすぎ厳禁。

②穴があいてるところにアドベースを注入。ヘラで押し込む感じ。はみ出た部分は濡れた布で拭けばとれます。乾燥は10分ほど。

③再びサンドペーパー#400で表面をならして

④アドカラーをぬります。アドカラーを直に塗ってもいいみたいですが、結構粘度が高いので薄くきれいに塗るのが難しい。なので少し水で薄めてハケで塗るのがいいと思ふ。乾燥したらできあがり。

 ※厚塗り注意。厚く塗ると段差ができてしまってそっからぺりぺり剥がれることもあるのでお気を付けください。

そんなに難しくないように見えるけど、ムラなく塗布すんのは至難の業。私は最初に大量のアドカラーを分厚く塗りつけるようなことをしてしまったために、表面が凸凹になり、それをならすためにサンドペーパーでこすりまくってたら修理範囲がドンドン大きくなっていってしまい、塗ってはならして、塗ってはならしてを繰り返してしまいました。けっか、なんか一部分だけぴかぴかになってしもうて、おまけに肝心の穴は塞げたけど跡が消えてないというなんともやるせない結果に。

ここでいっしゅ。

 アドカラー 水で薄めて 刷毛で塗布 知っていたなら やったというのに 

 初めてやから仕方がないとはいえ、悲しい。やる人がいるのかどうかわからんけど私の屍を乗り越えてリペアを成功させて、でけたでって成功話をしていただきたいと心から思っています。がんばって!

ああ、失敗例はこちら。

取り合えず穴は埋まったけどテカテカになってもうた


人気ブログランキング

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です