仕事に最適なビジネスバックパックを探せ!-新しいビジネスバッグの在り方-

ビジネスマンに最適なレザービジネスバックパック

 色々な形のカバンがあるなかで、使い勝手を重視するなら自ずとバックパックにたどり着きます。なんとなれば両手は自由になり、より重心が中央に寄せられることで負担も軽減されるから。バイクで言えば『マスの集中化』というやつによってよりクイックに軽やかに動くことができるようになるのです。また、形状にもよりますが、一般的なブリーフケースよりも収納力が高めであることもポイント。デジタル化によって書類は減ってもデバイスにかかわるアレやコレによって結果的に荷物が多く、そして重くなりがちな現代だからこそバックパックは実に利にかなった選択と言えるのです。

 仕事にバックパックなんて考えられなかった時代は今や昔。ここ数年でビジネスバックパックも随分市民権を得てきました。「最近の若いもんは」と特に訳もなく怒っていたオジサンも「なかなか便利ジャマイカ」などと口走って失笑をかいつつシレっと使ってたりするのを見ると時代は変わるものであることを痛感します。

仕事にバックパック、リュックって問題ないのか問題

diverse classmates talking to each other after studies
Photo by Monstera on Pexels.com

 結論から述べると、まったく問題ないでしょう。カバンの役割は物を運ぶ入れ物なので手提げだろうが肩掛けであろうが必要な物を運ぶことができればOKなのです。先にも書いた通り、時代は変わってビジネスバックパックも受け入れられてごく普通になってきました。

 ただし、形式や儀礼を大事にする日本ではフォーマルな場所ではそれ相応の装いが求められるのも事実です。客先に出向いてバックパックを背負ったまま挨拶するなどは避けましょう。

 なぜ「仕事にバックパックはダメ」と考えられていたのかは日本のサラリーマンの姿としてスーツに革靴、ブリーフケースなどの手提げカバンが一般的で、ある意味で制服のように捉えられていたから。そしてスーツとバックパックの相性が良くなかったのも大きな理由でしょう。

進化したバックパック

 確かに昔のバックパック、リュックサックは子供のモノというイメージがあったし、今のように洗礼されたデザインもなかったのでスーツとの組み合わせはイマイチと言わざると得ませんでした。しかし、用途にフォーカスして考えれば手提げより便利でラクであることに違いはなく、いつからか各社がスーツにマッチするビジネスバックパックの開発に乗り出し、瞬く間に…というわけでもありませんが普及していったのです。

バックパックのデメリット

 丸みを帯びたフォルムでグシャっとつぶれてしまうバックパックはフォーマル感がないということでスクエアでシャープなイメージのビジネスバックパックが色々販売され、どれもこれも素敵なのですが、根本的な問題が解決されたかというとそうでもありません。

 そもそもスーツにバックパックが不向きとされてきたののは『スーツはシワがないほうが良いから』ということがあります。しかし、バックパックを背負えばどう頑張ってもシワはできます。これはどうあがいても避けられません。

 また、平和な日本ではあまり問題になりませんが、背後に貴重品が詰まったカバンを持っているというのはセキュリティ的にはあまり良いとは言えません。加えて満員電車内では人の邪魔になりかねないという問題もあります。いずれのケースも時と場所を考えて、前にカバンをかけるなどの対応をすれば大きな問題にはならないでしょうけれど。

 さらに、ほとんどのバックパックは持ち手を装備しているので持ち変えれば回避できますが、暑い時期は背中が蒸れるということもあります。

 これらのデメリットがありますが、手持ちカバンからバックパックに代えてみたらそのラクさに手持ちにはなかなか戻れなくなります。これもデメリットかな。

バックパックはこんな人にオススメ

  • 荷物が多めで重くなりがち
  • 両手を開けておきたい
  • 見た目の印象も大事だが、なにより機能性が重要
  • 荷物が多く両手にカバンを持っている
  • 回りへの配慮ができる
  • 場を読むことができる

土屋鞄製造所 OTONA RANDSEL(オトナランドセル)

土屋鞄製造所オトナランドセル
OTONA RANDSEL

 ランドセルと言えば小学生です。が、それを大人仕様にしてやろうじゃないか便利だしというので作られたのが『OTONA RANDSEL(オトナランドセル)』です。本革素材でソリッドなスクエアなデザインで格調高さを際立たせ、バックパックのフランクでくだけたイメージを一掃しています。

イメージ

製品名

オトナランドセル 001wide

オトナランドセル 002wide

オトナランドセル 003(防水)

オトナランドセル 003Large

サイズ

37×27×11(cm)

36.5×27×11(cm)

40×29×11(cm)

ベルト

69.5cm~93,5cm(8段階調節)

収納

・ノートPC13インチ収納可能
・A4クリアファイル収納可能

・15インチ収納可
・A4ファイル収納可

重さ

1840g

1710g

1560g

1750g

素材:本体

ヌメ革(本牛革)

バケッタ・ミリングレザー

防水スムースレザー

背面、ベルト

ソフト牛革

内装

綿100%

豚革
綿OX(綿100%)

ポケット

外装:ファスナーポケット×1
内装:ファスナーポケット×1

外装:ファスナーポケット×1
内装:ファスナーポケット×1

外装:ファスナーポケット×2

外装:ファスナーポケット×2

内装:フリーポケット×1

価格

148,500円

148,500円

148,500円

170,500円

その他土屋鞄についての記事はコチラ。興味ある方は見てみてください。

高級なレザーアイテムを製造する土屋鞄製造所のシリーズを網羅的に調査!!!
土屋鞄製造所ウルバーノ シティートートをレビュー!!!-アーバンブリーフの対抗馬-
土屋鞄のウルバーノ アーバンブリーフをレビュー!!!大人の男のためのエレガントなビジネスバッグ

土屋鞄製造所 Vainno(ヴァイノ)

Vainno

 Vainno(ヴァイノ)シリーズのバックパックはオトナランドセルのように直線を活かしたビジネス感ある形状を持たせつつ、やや柔らかなイメージもあり正に現代のビジネスバックパックを体現したモデル。開閉もフタを跳ね上げるのではなく、ラウンドファスナーで大きく開くことできるのでモノの出し入れもしやすいなど実用性も高いのが嬉しいポイントです。

イメージ

製品名

スクエアバックパック

ミディアムスクエアバックパック

ラウンドバックパック

サイズ

44×29×14(cm)

39×29×13(cm)

45×32×16.5(cm)

ベルト

61~80(cm)

61~80(cm)

61~80(cm)

収納

・ノートPC15インチ収納可
・B4ファイル収納可

・ノートPC13インチ収納可
・A4ファイル収納可

・ノートPC15インチ収納可
・A4ファイル収納可

重さ

1480g

1250g

1330g

素材:本体

エラスティックミリングレザー

背面、ベルト

ベルト:表=エラスティックミリングレザー/裏=ソフト牛革
背面 :ソフト牛革

内装

綿OX(綿100%)

ポケット

外装:ファスナーポケット×1
内装:フリーポケット×2

外装:ファスナーポケット×1
内装:フリーポケット×2

外装:ファスナーポケット×2
内装:フリーポケット×1

価格

97,900円

92,400円

95,700円

MORAL CODE(モラルコード)

 やはりこちらもスクエアな形状と本革によってビジネス感のある作りになっています。
ノートパソコンやタブレット専用のクッション付きポケットを装備しているのでデバイスの持ち運びのときも安心感があります。またバックパックを使うときのデメリットである背中の蒸れに関してはメッシュ素材を用いるなど機能面にも配慮されています。

イメージ

製品名


AVERY(エイブリー)

ASTER(アスター)

DESMONDⅡ(デスモンド2)

サイズ

27×40×10(cm)

30×38×14(cm)

30.5×38×13(cm)

ベルト

70~90(cm)

収納

・ノートPC用クッションポケット
・A4ファイル収納可

重さ

1200g

1200g

1100g

素材:本体

牛革(オリーブレザー)

牛革

背面、ベルト

背面 :メッシュ素材

内装

コットンキャンバス

ナイロン

コットンキャンバス

ポケット

・インナーファスナーポケット
・内ポケット
・サイドポケット
・背面ポケット

インナージッパーポケット
サイドポケット

インナージッパーポケット
アウタージッパーポケット
サイドポケット

価格

27,280円

25,080円

21,780円

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BUSINESS LEATHER FACTORY(ビジネスレザーファクトリー)

 極めてシンプルにビジネスマンに向けて開発されているのばビジネスレザーファクトリーのバックパックです。パソコンなどのためのクッションはありませんが、その分メイン収納部分が目いっぱい使えるので収納力が高い。小物の仕分けポケットは用意されているので少し気を付ければ中で荷物がゴチャゴチャになることはないはずです。

 背面とベルト裏面にはメッシュ素材が使われているのも見逃せません。ベルトを短くして横の手持ちを使えばブリーフケースのように持ち運ぶことも可能!

ビジネスバックパック

BUSINESS LEATHER FACTORY(ビジネスレザーファクトリー)_ビジネスバックパック
BUSINESS LEATHER FACTORY(ビジネスレザーファクトリー)ビジネスバックパックを見に行く
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FIVEWOODS

 FIVE WOODSからも『TED’S』『DUAL』『GRAIN』『SAPPHIRE』の格シリーズでバックパックが展開されています。『TED’S』はダレスバックをバックパック仕様にしたもの。ハードかつシャープなデザインがビジネスシーンにぴったり。
 『DUAL』『GRAIN』はいわゆるビジネスバックパックとしての機能を完備したモデルで、『DUAL』の面白いところは革に神戸牛を使っているところ。食用の牛皮は脂分が多く含まれ加工が難しいそうですが、地元兵庫県内の革加工職人によって引き締まった素材に仕上げられています。
 『SAPPHIRE』は突然の雨のときにも安心な防水仕様。防水スプレーで有名な3M社のスコッチガードによる防水加工が革自体に施されています。『TED’S』以外は持ち手が縦と横にも取り付けられているのでシーンによって持ち方を変えることができるのもありがたいポイントです。

イメージ

製品名

TED'S バックパックダレス

DUAL バックパック

GRAIN ビジネスバックパック

SAPPHIRE デイパック

サイズ

40×30.5×11(cm)

42×29×8(cm)

42×29×11(cm)

41×28×11(cm)

ベルト

収納

A4ファイル

・ノートPC15インチ収納可
・A4ファイル

・ノートPC15インチ収納可
・A4ファイル

・15インチ収納可
・A4ファイル

重さ

素材:本体

・国産ヌメ革
・タンニン鞣し
・ムラ染
・ベロア

牛革(神戸牛)

牛革(シュリンクレザー)

牛革(スコッチガードレザー)

背面、ベルト

背面=メッシュ

背面=メッシュ

内装

アクリル

ポリエステルスウェード

コットンオックス

ポケット

・ジッパーポケット
・フリーポケット×2

・メイン:ジッパーポケット
フリーポケット×2
・サブ:フリーポケット×3

ファスナーポケット
小分けポケット×4
・ベルト収納ポケット

止水ファスナー

価格

53,900円

44,000円

40,700円

33,000円

《関連記事》
130年の歴史に裏打ちされた確かな技術力により生み出される高品質革鞄-FIVEWOODSの真価-
FIVE WOODSの高級感あるブリーフケースをレビュー!!!-日本製とはこういうことだッ-

キプリス

 16年連続で百貨店バイヤーズ賞を受賞しているキプリスからもバックパックが発売されています。
キプリスもまたMADE in JAPANにこだわったブランドで、最高の素材と熟練の職人技に自信が見えます。「菊寄せ」、「縫い返し」、「忍び縫い」、「風琴マチ」などの日本伝統の技法を用いている点も魅力的で、その多くの工程はハンドメイドによります。見た目も重要ですが、こういった「作りの確かさ」がモノ本来の価値を担保するのではないでしょうか。

イメージ


製品名

3wayビジネスバッグ ルジュート

バックパック トゥージュール

バックパック カシューレザー

サイズ

39×29×9(cm)

26×39×11(cm)

30×40×15(cm)

ベルト

収納

・ノートPC15.6インチ収納可
・A4ファイル収納可

重さ

1100g

8500g

1135g

素材:本体

牛革

背面、ベルト

背面 :メッシュ素材

内装

レーヨン


ポリエステル

ポケット

ファスナーポケット(表側)×1
ファスナーポケット(内側)×2
ショルダーストラップ×1

ファスナーポケット(表側)×1
オープンポケット(内側)×1
ファスナーポケット(内側)×1

オープンポケット(表側)×2
ファスナーポケット(表側)×1
ファスナーポケット(内側)×1
ネームタグ×1

価格

60,500円

57,200円

88,000円

まとめ

 バックパックは非常に機能的で便利な一方で、ムカシの常識に挑戦するアイテムでもあるため社会的な(特に会社)抵抗感による不便さがあるアイテムです。ためにフォルムやカラーリングの見た目、背負うだけでなく手持ちもできる仕様などが用意されているので、後は使う人の場を読む力にかかってくることに!
なるほどデキルヤツはバックパックを使うということかもしれません。

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