このたびほんまもん商会ではギター部を立ち上げました。(部員一人)
気になるあんなギターやこんなギターについて書いていきたいと思います。ギターを探している人の一助となることを願って。
2大エレキギターメーカー
さて、エレキギターとはエレクトリックギターのことですが、絶対に押さえておかなくてはいけないのはFender(フェンダー)とGibson(ギブソン)です。語弊を恐れずに言えば、この2社のギターを選んでおけばまず間違いはないという超有名ギターメーカーです。
Fenderと言えばストラトキャスターやテレキャスター、GIBSONと言えばレスポールやSG、335などが代表的なギターで、特にストラトやレスポールはエレキギターのアイコンとも言える存在です。どちらのメーカーが優れているのか、どちらのモデルがスバラシイのかなどの議論はよくされますが答えは出ません。それぞれに特徴があり、それぞれに素晴らしさがあるのですからさもありなん。
問題があるとすれば、値段です。
FenderのストラトにしてもGIBSONのレスポールにしても「さてギターでも弾いてこましてひとつモテてやろかいなイシシ」と企む中学生や高校生は言うに及ばず、働くワレワレ大人にとってもおいそれと簡単に手を出せるような値段ではアリマセン。Fenderだと中には10万円くらいのモノもありますが、GIBSONだと15万円以上がだいたいのレンジ。高いやつだと平気で20万、30万はするし、もっと上も見れば青天井。余裕がある人は別ですが、初心がいきなり購入できる価格ではないと言わざるを得ません。
廉価盤と揶揄するなかれエピフォンの確たる存在を再認識すべし
ではどうすればよいのか。それでもレスポールが欲しいのだという方にはエピフォンという強い見方がいることを忘れてはいけません。例えばレスポールの場合、GIBSON製だと15万円くらいからのところ、エピフォン製は7万円前後で購入できます!
ここで、誰もが思うでしょう。大丈夫なのかと。半額で安いのは結構だが物が悪くては話にならんぞと。事実、エピフォンはギブソンの下請け会社、廉価版を製造する会社なんて揶揄され蔑まれるむきもあります。が、はたしてその質レベルは低いものなのでしょうか。その答えはNOであり、YESでもあります。
エピフォンはギブソンとしのぎを削る一大楽器メーカーでしたが、第二次大戦後経営不振となり結果的にギブソンに買収されることになります。エピフォンレスポールやSGなどの製造しつつ、独自のモデルも発表していきますが、その知名度は知る人ぞ知る程度と言わざるを得ません。
アメリカではエピフォンが歴史あるメーカーであることは知られていたためその存在が軽んじられることはありませんでしたが、こと日本では廉価版としか見られない傾向にあったのは事実。しかし、元来ギブソンと渡り合ったギターメーカーであるエピフォンに技術力がないわけがなく、日本におけるエピフォンの評価は単に見栄っ張りなプレイヤーがその本質を見ることなく親会社子会社という立ち位置でのみ判断したアサハカサの結果と言えるでしょう。
そもそも高いギターと安いギターの差はどこにあるのでしょうか。1つは職人の技術、もう1つは素材の材木にあります。楽器は音程が正しく発せられ、その音がクリーンであればあるほど良いとされます。音程に関しては調整してもズレてしまうようなギターはロクなもんじゃないと言ってもいいでしょうが、音色に関しては正直なところピックアップの性能、アンプの性能に大きく依存する部分でもあるのでアコギやクラッシック楽器ほど素材によって左右されるものではないとアエテ言っておきます。(※突き詰めれば違いはあって、ボディの鳴りの良し悪しも当然に音色にかかわってきます)
その昔ギブソンとわたりあっていたエピフォンの技術力が低いわけがなく、またその威信をかけて再興の道を歩んでいることから最上級ではないにしても粗悪な材木を使用しているとは考えにくいことから、エピフォンのギターが悪いわけがないと言えるのではないでしょうか。
百聞は一見にしかず。ということで実物をチェックしてみましょう。
カラーは軽薄な感じのメタリックブルーですが、しっかり重量があり密度の高い木材が使われていることが感じられます。外観におかしなところもなく、まったくもってレスポールです。太めのネックもしっかりレスポール。弾いた感じもレスポールで正直なところ、ギブソンのレスポールとの差を体感で感じるのは難しいのではないかと思いました。
いずれ、音についてもレポートしたいと思います。
イシバシ楽器Epiphone / Slash Les Paul Standard November Burst¥77000-(税込)
→ギターのストラップは革がオススメ!プレイアビリティに優れたストラップを探せ!!!