レザージャケットと一口に言ってもブランドが色々あってどこのがいいのか困ることもあるのではないでしょうか。欲しいけど迷う、どんなのがあるのという疑問を少しでも解消できれば喜ばしい限りです。いざホンマモンショウカイ!
※オススメ度は超独断と偏見です。
目次
- HIGHT LARGE LEATHERS【Guthrie】
- Fine Creek Leathers 【Leon Custom】
- Lewis Leathers 【Super Sportsman】
- ADDICT CLOTHES【AD-02】
- ADDICT CLOTHES【AD-08 GRANADA】
- James Grose
- Y’2 LEATHER
- Schott【643】
- 中田商店【MG-312-E MORGAN MEMPHIS BELLE R.A.F. IRVIN】
- THE REAL McCOY’S × HARLEY DAVIDSON
- KADOYA
- BRANDED GARMENTS
1.HIGHT LARGE LEATHERS
【Guthrie】
まずはハイラージレザーズから。
ハイラージレザーズは株式会社ダイムが手掛ける馬革(ホースハイド)にこだわったブランド。また、Gジャンスタイルに特化していて、いわゆるライダースジャケットはないのがレザージャケット制作ブランドとしては珍しい点です。
Gジャンには1st、2nd、3rdなどのタイプがあり、ハイラージレザーズはそれらの特徴をホースハイドの革ジャンに落とし込み【Oklahoma City】、【Still Water】、【Broken Arrow】の3つをフラッグシップに据えています。
また、ダブルステッチではなくトリプルステッチが印象的な【Guthrie(ガスリィ)】も人気爆発モデルです。厚さ1.2mmほどのホースハイドが放つ重厚さに加えて、トリプルステッチが堅牢さを視覚的にアピールしています。
普通のライダースはいかにもって感じがして嫌だという人もGジャンタイプであればとっつきやすいんじゃないかと思いますがどうでしょう。ライダースはバイク乗りのものというイメージが拭えませんが、ハイラージレザーズの革ジャンであればもっとカジュアルに着ることができるし、革ジャンの使い方の幅がグッと広がると思います。
オススメ度 ★★★★★
【Broken Arrow】
続いてハイラージレザーズのブロークンアロー。
Gジャンの3rdタイプがモデルです。前面にプリーツがないため武骨なイメージは幾分和らぎ、よりスタイリッシュに仕上げられています。
シボ感のある適度な厚みの革が使用されており、革の存在感を失うことなく着やすさも担保されているところがうれしいところ。ただ、着やすいと言ってもそれなりの硬さはあるので馴染ませるまでには一定の時間が必要デショウ。
ガスリィにも言えることですが、ハイラージレザーズのGジャンタイプの革ジャン現代風とでもいうのか、シュッとした感じになっています。つまりタイト。特に袖なんかはかなり絞られているのでサイズ選びにはご注意を!
2.Fine Creek Leathers 【Leon Custom】
High Large Leathersを退社した山崎氏が立ち上げたのがFine Creek Leathers。
ホースハイドの可能性を徹底して追及しており、その意気込みがライダースジャケットに投入されています。
Fine Creek LeathersgではGジャンタイプだけでなく、ダブルやシングルのライダースなど一通りのバリエーションが用意されています。どれをとってもその質の良さは折り紙付き。ただ、生産数が限られるため手に入れることが難しいのが難点。予約しないと店頭で手に入れるのは困難です。しかも予約自体も期間限定・・・。チャンスは逃したらあきまへん。
そんなFine Creekの製品の中でも特に人気のレオンがこちら。
オススメ度 ★★★★★
Fine Creek Leathers
価格:159,500円 |
3.Lewis Leathers【Super Sportsman】
次は英国の超有名なブランドルイスレザー。
Britain’s oldest motorcycle clothing companyということで英国の最古の二輪用被服会社(直訳)ですからつまるところ老舗ですね。多くの著名人が好んで着たりしてるからバイクに乗らない人でも知ってる方は多いのではないでしょうか。
長い歴史の中で経営者が代わったりで製品の質が落ちたこともあったようですが、今ではしっかりブランドイメージも回復しています。
見た目はザ・ライダースなんですが、カウハイドでもしなやかなものが多く、非常に着心地が良いのが特徴です。そのしなやかさはシープスキンかとまがうほど。ガチガチの硬いのが良いという方にはおすすめしませんが、バイクに乗らない人でも気軽に着用できるという点においては大きなアドバンテージになるんじゃないかなと思います。
オススメ度 ★★★★★
価格:87,220円 |
4.ADDICT CLOTHES【AD-02】
アディクトクローズはイギリス製のヴィンテージバイカージャケット強い影響を受けているブランドです。英国製ヴィンテージバイカージャケットに惚れ込んでしまい、いつの間にか店を開いていた、と述懐されていることからも分かるように、創業者自身がアディクトであり、だからこそそのデザインだけでなく、ファスナーの引手やそのエンド部分までにこだわりぬいて作成してしまうという狂気の(ほめてます)ブランドとして名を馳せたのではないでしょうか。細部までこだわりにこだわって、さらにこだわり抜いて出来上がった製品はユーザーを中毒者にしてゆくのでした。。。
オススメ度 ★★★★★
ADDICT CLOTHES AD-01
【P20倍】CENTER ZIP JKT (AD-01) Addict Clothes(アディクトクローズ) 価格:176,000円 |
5.【AD-08 GRANADA】
エゲレス風(英国風)だけじゃく、Gジャンタイプも素敵です。しなやかなシープスキンで作成された【AD-08 GRANADA】。ライダースはいかにもバイカー然としていて抵抗を感じる方もこれなら街中で着やすいのではないでしょうか。革ジャンとしては重さはないし、まさに普段使いにお勧めできます。
オススメ度 ★★★★
アディクトクローズ ADDICT CLOTHES レザージャケット AD-08 GRANADA JACKET SHEEP BLACK 価格:176,000円 |
6.James Grose
一度長い歴史に幕を下ろしたJames Grose(ジェームスグロース)ですが、現在はロンドンの外れで熟練革職人の手によって復活しています。規模は大きくないながらその製品の質の高さと様々なアパレルブランドとのコラボによってJames Groseの名も再び広く知られるようになっています。
ルイスレザーもしなやかな作りのものがありますが、ジェームズグロースのシープスキン仕様はレザージャケットにある重さや硬さのストレスがまったくなく、極めてソフト&しなやか!!!ライダースとしてはもちろんですが、むしろ街着としての着用にオススメ。逆に革の重量や硬さを求める方には不向きです。
ただ目からうろこと言うのか、革なのに普通の服のように着ることができるという事実を知ったらもうハード&ヘビィな世界には戻れないかも。
オススメ度 ★★★★
価格:143,000円 |
7.Y’2 LEATHER
大阪に拠点を置く関西の雄ワイツーレザー。40年の歴史に裏打ちされた技術は製品に如実に表れている。単なる1ブランドとしてではなく、他企業からのOEM供給をしていることからみてもその信頼性の高さがうかがえるというもの。
エコホースや、インディゴブルーのGジャンタイプが有名だったりするけど、他の製品もその技術力の高さを示すような、シンプルながら機能美に満ちた仕上がりになっています。
オススメ度 ★★★★★
価格:162,800円 |
【送料無料】Y'2 leather ECO HORSE 1st Type Gジャン ワイツーレザー エコホース 日本製: made in japan「OLIVE」EB-140 価格:162,800円 |
Y’2 LEATHER (ワイツーレザー)ANILINE HORCE CAR COATアニリンホースカーコート【LC-77】ブラック(茶芯) 価格:159,500円 |
Y’2 Leatherの人気革ジャンECO HORSE EB-140のレビューはコチラ↓↓↓
→Y’2 LEATHER EB-140 ECO HORSE をレビュー!!!
→Y’2 LEATHER×WAIPER=特別なGジャンタイプのレザージャケット
→Y’2 leather eb-140エコホースのエイジング経過報告
→レザーテーラードジャケットをY’2 Leatherが作ったらこうなる!DJ-22をレビュー!!!
8.Schott【643】
革ジャンのオススメブランドの1位、2位に挙げられることが多いのがSchottのライダースです。理由はジップアップのライダースを作ったブランドで、歴史も100年越えてて、革ジャンだけじゃなくて一大アパレルブランドとして超有名だから間違いがない!というようなところにあるのではないかと思います。この記事で挙げているどのメーカーよりもでかい企業で、知名度も間違いなくNo1。したがってSchottの革ジャン持っとるよという方も多いはず。革ジャン初めての人も、誰もが知ってるブランドということで手を出しやすいのではないでしょうか。
バックルの裏を見ると貧弱さにガッカリするとか、縫い目にばらつきがあるとかは細かいことは気にしないメイドインアメリカってことで目をつぶりましょう。タフにワイルドに着るもんなんだぜライダースは!
ダブルの613ONE STARが超有名ですが、ここでは防寒性能に優れたシングルでインナー付きの643をピックアップ。
オススメ度 ★★★
ショット SCHOTT 643 当店別注 襟付き シングルライダース ブラック(アメリカ製 米国製 レザージャケット) 価格:91,300円 |
Schott 613 onestar
9.中田商店【MG-312-E MORGAN MEMPHIS BELLE R.A.F. IRVIN】
ちょっと変わり種です。中田商店さんは東京は上野に店を構えるミリタリーショップ。レザージャケットだけじゃなく、様々なミリタリーファッションアイテムの販売をされています。そんな販売店の中田商店さんオリジナルオーダーで作らせているというのがこちらのMG-312-E。フライトジャケットです。
これがもう暖かい!とにかく暖かい!北陸や東北、北海道ではわからんけど、雪国じゃなければ真冬でもTシャツの上にこいつを着れば寒さなんかへっちゃらです。それもそのはず、中のムートンの毛足は2cmもあってフッカフカです。外はシープスキンが使用されていて、とてもしなやか。モコモコしてる割には動きを妨げないナイスな一着です。寒いのが嫌いだって人は是非これを手に入れて下さい。
オススメ度 ★★★★
MORGAN MEMPHIS BELLE(モーガン メンフィスベル)TYPE D-1 クラシック ミリタリー ジャケット [ムートン製] 【中田商店】 価格:88,000円 |
10.THE REAL McCOY’S × HARLEY DAVIDSON
リアルマッコイズのフライトジャケットはグレイト!ライダースも素晴らしい。そのリアルマッコイズとハーレーダビッドソンがコラボしているライダースがありまする。ハーレーはバイクメーカーですが、バイクウェアもずっと作り続けていて、単なるグッズレベルではありません。アメリカンバイクに乗るならこれを羽織るのもいいのでは。
オススメ度 ★★★★
別格. KADOYA
ライダースと言えばカドヤ。カドヤと言えばライダース。そもライダースとはライドする人つまりバイク乗り向けのを指すけれど、昨今では単にカタチのことをそのように呼称しているようになっている気がします。どこのブランドも街で着ることを大前提に作成していて、それは革ジャンの間口を広げるという意味で全く間違いではないのだけれども、が、どこかそれじゃない感を感じてしまうことがあるのは事実。
そんな中、カドヤはそれだけじゃない。バイクに乗ることが大前提で、その次に街で着ていてもおかしくないような作りがなされているのです。ライダースの本質を頑なに守るそのスタイルはもはや唯一無二。他と比べられるようなものではありませぬ。
特にHEAD FACTORYの製品はヤバイ。あれはもう着る工芸品であるよ。今回はK’s LEATHERのシングルですけど。
オススメ度 ★★★★★
KADOYA(カドヤ) HEAD FACTORY(ヘッドファクトリー) BRMJ レザージャケット 価格:159,500円 |
HEAD FACTORY MERIDEN
カドヤのフラッグシップブランドがヘッドファクトリー。一人の職人さんが一着を縫い上げるというなかなか信じがたい生産形態をとってはります。熟練の職人が生み出す芸術品と呼んで差し支えないであろう革ジャンは見る者を圧倒する存在感を放ちます。
誰もが直感でエエモンやと分かる、あるいは分からせしめるそのクオリティはインクレディブルの一言につきる。これぞほんまもんです。
オススメ度 ★★★★★★
KADOYA(カドヤ)MERIDEN TROPHY/MODEL-0 純国産ライダース 革ジャン レザージャケット 価格:143,000円 |
ヘッドファクトリーは革ジャンが自立するくらい分厚く硬い革が使われているイメージが強いですが、分厚いけれどもしなやかなソフトステア仕様もあります。
ちょいと古いタイプですが、こちらがそれ。
番外編.BRANDED GARMENTS
アメリカのブランドで、今はもうなくなったはず。軍に服を納入するなどその実績は折り紙付きとかなんとか聞いたことがあったけど、実際その頑丈さは半端じゃないと思います。なぜかと言うと、BRANDED GARMENTSの製品と知らずに20年にわたって私が着用していた革ジャンがそれだからです!!!
オススメ度 ★★★★
【中古】BRANDED GARMENTS◆シングルライダースジャケット/34/レザー/BLK/無地/TALONZIP/ライナー付き【メンズウェア】 価格:21,890円 |
バイク乗りは結局カドヤのヘッドファクトリー一押しになってしまうような気がします。イメージが強すぎる。逆に普段着として使う場合はオシャレ雑誌なんかにも登場するアディクトクローズとかファインクリークレザーとかになるんでしょうね。
私はY’2 LEATHERに出会うまでは「最終的にはカドヤ」と思っていましたが、EB-140に袖を通してY’2の突き抜け具合にすっかりやられてしまいました。これについては他に記事があるので興味ある方は見てみて下さい。(→EB-140のまとめ)
革ジャンってライダースだけではありません。もっと自由に厚い革をまとって防御力を上げていきましょう。(バイク乗るときはプロテクターしてください。)
皆様がますます革ジャンの世界にのめり込まれることを願って。
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→革ジャンの下には厚めのシャツのがよいよね。
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